蜂の子はどこで採れるのか

蜂の子は日本の伝統的な昆虫食文化として有名です。 昔から長野県や岐阜県で主にスズメバチの幼虫が食されてきました。

現在でも蜂の子は高級珍味として販売されていますが、スズメバチの数が年々少なくなってきており、採れる量も減っています。 また蜂の子の見た目から日本では敬遠されがちです。

しかし、海外では現在も蜂の子を含む昆虫食はなじみ深いものであり、養殖も行われています。 こういった背景から日本は蜂の子を海外から輸入しています。

中国の蜂の子

代表的な蜂の子の輸入元は中国です。 ただし使用用途は食用ではなく、サプリなどの材料に使われる事が大多数を占めます。

また日本で伝統的に蜂の子と呼ばれ食されていたのはスズメバチの幼虫ですが、中国ではミツバチの幼虫が主に食されています。 ちなみにサプリ用に輸入される蜂の子もミツバチの幼虫がほとんどです。

ミツバチの蜂の子はスズメバチの蜂の子に負けず劣らず高い栄養価を持っています。 このサプリ用のミツバチは全て中国の養蜂家によって生産されています。

日本にも蜂の子を販売している養蜂家は存在しますが、サプリを製造している企業の多くは中国の養蜂場から輸入しています。

タイの昆虫食

タイでは昆虫食が非常に一般的なものになっていて、街の食堂や屋台など、あらゆる場所で昆虫料理を味わえます。 家庭料理に昆虫が使われることもあり、屋台などから購入することもあれば、自分で蜂の巣や昆虫を捕まえてきて調理します。

昆虫食が産業として定着しており、野山などで料理用の虫を捕まえる職業も存在します。 また昆虫の養殖技術も確立されており、食用の昆虫が日本に輸出されています。

しかし日本で購入できる蜂の子は土産物や伝統文化の意味合いが強いため、長野県や岐阜県産の蜂の子にこだわって製造されている商品が多いです。 もしも蜂の子が日本でも食品として広く認知されたなら、タイからの輸入品がメジャーになるかもしれません。

日本の蜂の子生産地

先述の通り日本では長野県や岐阜県の伝統文化として扱われることが多いです。 この地域では蜂の子は根強い人気があり、長野県のスーパーでは蜂の子が販売されています。

また飲食店では蜂の子のメニューを売りにした店舗もあり、地元の人はもちろん観光客にも人気です。 岐阜県ではスズメバチの巣の重さを競うお祭りが開催されており、各地からスズメバチの巣が持ち寄られます。

大きさではなく重さを競う理由は、巣の中の蜂の子の数が重要視されているからです。 このように日本全体で見れば蜂の子はあまり流通していませんが、昔からの伝統がある地域では、蜂の子は地産地消の食材です。

一度食べたらやめられない美味しさ

昔から蜂の子を食べる食文化がある地域は、時代が変わっても蜂の子を食べる食文化は廃れません。 これは蜂の子の美味しさや栄養価の高さを経験済みだからかもしれません。

もしも日本人にもっと蜂の子を食べる機会があったなら、今よりももっと身近な食品になっていたでしょう。

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