蜂の子の発祥地

蜂の子の発祥の地を聞いたことがありますでしょうか?恐らくほとんどの方は、聞いたことがないはずです。 地域や国によっては、蜂に関する長い歴史を持っているところもあります。

しかしそこから蜂の子を食べる文化が始まったかという疑問の答えには成り得ません。 というのも蜂と人類の関係は、とても古く紀元前よりも更に古くから始まっているからです。

もし蜂の子の発祥地があるとするなら、そこは人類の発祥の地ともいえます。

先史時代の蜂と人類

先史時代とは、主に文字や文化が興る以前、地球上に人類が誕生してからの歴史のことを指します。 地球上に初めての人類誕生の瞬間、実は蜂は人類よりも遥かに早く地球上に存在していました。

この当時の蜂と人類の関係は定かではありませんが、地球最古の哺乳類といわれているアデロバシレウスの主食が昆虫だったと考えられています。 このことから、生まれたばかりの人類も祖先に倣って、蜂などの昆虫を食べていた可能性は大いにあります。

はっきりと蜂と人間の関係が分かる壁画が、スペインのアラニア洞窟で見つかっています。 この壁画は女性が高所の蜂の巣を、手を伸ばして取ろうとしているもので、紀元前1万5000年ごろのものと推測されています。

この当時のハチミツの採取方法は、蜂の巣を砕いて蜜を絞り出すというものでした。 このような採取方法だったため、蜂の子も副次的に採取されていたと考えられます。

また、当時はまだ農耕などの文明もないため、野生の動物を狩猟するよりも遥かに簡単に採れる蜂の子は貴重なタンパク源だったと考えられます。 もし蜂の子の発祥の地を、最も古い歴史的資料のある地だと仮定するなら、この紀元前1万5000年のスペインこそが蜂の子の発祥地かもしれません。

古代エジプト人と蜂

紀元前1600年ごろのエジプトでは、既にハチミツを有効活用していたことが分かる文献が発見されています。 また、特筆すべきはファラオのミイラに用いられた防腐剤に、プロポリスが使用されていたことです。

プロポリスとは蜂が巣を作る際に、巣の強度を高めるために塗る抗菌作用のとても高い物質です。 このプロポリスは現代でも、非常に高い抗菌作用からサプリや化粧品に用いられています。

プロポリスの高い抗菌作用に遥か昔から気づいていたエジプトは、名実ともにプロポリス発祥の地です。

2000年前の中国

今から約2000年前の中国もある意味では蜂の子の発祥の地です。 2000年前の中国は蜂の子の漢方としての発祥地です。

これは中国最古の薬学書である神農本草経という書物に、蜂の子の記載があるため判明しました。 当時から蜂の子の優れた滋養強壮効果は高く評価されており、不老長寿の効能があるとまで記されていました。

今でこそ当たり前のように蜂の子の高い効果をサプリとして利用している私たちですが、2000年前の中国が漢方としての蜂の子を発見していなかったら、今日の優れた蜂の子サプリは生まれなかったかもしれません。

世界中に蜂の子

このように蜂の子の歴史は人類の歴史と言っても過言では無いほどに、蜂と人間の関係は長いのです。

それを裏付けるものに、蜂の子の食文化は今回紹介した地域以外にも世界中にあります。 蜂の子の発祥地は地球上のどこにでもあるのです。

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