蜂の子は世界中で食べられている

蜂の子は日本の珍しい食文化として、テレビなどのメディアで取り上げられていますが、実は蜂の子を食べる国は日本だけではありません。 主な蜂の子を食べる文化のある国は、アジア圏に集まっていますが、アフリカやメキシコなどにも蜂の子を食べる食文化はあります。

これは人類が地球に誕生する以前から蜂は地球に存在していたからかもしれません。 現在では蜂は世界中に存在し、蜂の種類は20万種類を超えます。

このように蜂は人類と共に、世界中で繁栄している生物であり、長い歴史の中で人類は蜂からハチミツはもちろんのこと、蜂の幼虫である蜂の子から貴重なタンパク質を貰って繁栄してきました。

アジアの蜂の子を含む昆虫食文化

アジア圏の国では虫はポピュラーな食品であることが多いです。 主な蜂の子を食べる文化がある国は、ベトナム・中国・タイなどが挙げられます。

栄養満点な蜂の子はもちろんですが、成虫の蜂も素揚げなどにして食べられています。 ですが、海外では蜂の子以外の虫の方が多く食べられており、蜂の子は多くの昆虫食の一つに過ぎません。

しかしこれは、それほどまでに昆虫食が一般的なものだという事でもあります。 特にタイでは、多種多様な虫料理が並んだ屋台が毎日ならんでおり、観光客や現地の人達の晩御飯のおかずにされています。

更にタイのスーパーやコンビニには、蚕やコオロギのスナック菓子が販売されています。 このようなことからも、昆虫食が一般的なものだと分かります。

こうした昆虫食文化を支えるのは、昆虫の養殖業者や野山で自然の昆虫を捕まえる昆虫ハンターと呼ばれる職人たちです。 ハンターは市場に卸すための昆虫以外にも、自分たちの食事のために昆虫を捕ることもあり、その中でも蜂の子は非常にポピュラーな家庭料理です。

こうした光景は日本の長野県にも通じるものがあります。 長野県もタイと同じく、蜂の子の缶詰などを製造するために、野山の蜂の巣を採取している企業も存在します。 昔に比べると長野県でも蜂の子を採って食べる人は少なくなりましたが、タイや長野県と同じように、蜂の巣を探して採取する人間の姿は世界中で見られます。

中南米と日本の蜂の子事情

アジア以外ではメキシコやエクアドルなど、中南米にも昆虫食文化があり、蜂の子も食材として食べられています。 しかし、メキシコでは日本と同じように、昆虫を食べる人は減少傾向にあります。

一因として、経済的な成長に伴い昆虫以外の食料が豊富になったからだと思われます。 昆虫食文化がある地域の多くは、タンパク質を得る手段が乏しかったことが共通点として挙げられます。

これは日本の長野県にも当てはまり、内陸部に位置する長野県では魚からのタンパク質を得ることが難しく、蜂の子が貴重なタンパク源でした。 しかし、現代になると食料の流通も発展し、蜂の子は未だに食べられてはいますが、昔ほど食べている人は多くはなく、また重要なタンパク源というわけでもなくなりました。

いつの時代も有用な蜂の子

食料としての蜂の子の需要はやや減少傾向にありますが、蜂の子の高い健康効果は時代に左右されません。 蜂の子は現代では、サプリの原材料に使用されることが多くなり、その効果の高さから注目が集まっています。

食料不足の強い味方である昆虫食は、将来的に起こると予想されている世界的な食糧危機への有効な対策だと再び注目されていますが、蜂の子は常に人々からの高い需要がある稀有な昆虫食です。

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