蜂の子の輸入品と国産品の違い

蜂の子といえば、日本の伝統的な食文化のイメージが強い方も多いですが、実は世界中で蜂の子を食べる文化はあります。 そのため、多くの資源を輸入に頼っている日本は、蜂の子も御多分に漏れず外国から輸入しています。

国産品と輸入品の蜂の子では、質や蜂の種類などの違いなどがありますが、一番の違いは蜂の子の使用用途です。 国産品の蜂の子は、伝統食や高級珍味として食用にされることが多く、輸入品の蜂の子はサプリの原料などの加工用に輸入されています。

使用用途が異なるので、あまり国産品や輸入品にこだわる必要性は少ないですが、細かな違いを知っておくと蜂の子の商品を購入する時に役に立つことがあるかもしれません。

伝統的な国産の蜂の子

国産の蜂の子は、長野県や岐阜県が主な生産地です。 しかし、生産地といっても養殖されているわけではなく、山菜のように野生の地蜂と呼ばれるクロスズメバチを採取しています。

ネットなどで購入できる蜂の子は、佃煮の瓶詰めや缶詰が主流です。 これらの商品はほとんどが長野県で製造されています。

使用されている蜂の子も、長野県で採れた蜂の子を佃煮にして販売されています。 岐阜県でも、採れた蜂の子を佃煮の瓶詰めにして商品化していますが、ほとんどは地元のスーパーなどで消費されるようです。

また、地元の飲食店にも採れた蜂の子は卸されており、岐阜県の郷土料理でもある蜂の子料理の材料にされています。 しかし、ネットで気軽に購入できることもあり需要が増加し、生産が追い付かなくなってしまい、大量生産するために使用する蜂の子を輸入品に頼ることも増えているようです。

こうした背景からミツバチの幼虫を蜂の子として販売している企業もあります。 ミツバチならハチミツの副産物として蜂の子を採取でき、比較的安定して蜂の子を生産できます。

しかし、伝統的なクロスズメバチの蜂の子は、採れる量も減少傾向にあり、いずれ食べられなくなるかもしれません。

サプリの原料として重宝される輸入品

サプリの原材料として輸入されている蜂の子は、そのほとんどが中国や台湾などのアジア圏の国から輸入されています。 また、国産の蜂の子とは違い、ほとんどがミツバチの蜂の子です。

これは養殖のしやすさだけではなく、中国では古くから漢方として蜂の子を使用していましたが、スズメバチではなくミツバチの幼虫を使用してきたため、蜂の子といえばミツバチの幼虫が一般的なのです。

中国産と聞くと安全性に不安を感じる方も多いと思いますが、サプリを製造している企業の多くは中国の養蜂場の視察を行い、安全な蜂の子を生産できていると判断した養蜂場とのみ取引を行っているので、安全性には問題ありません。

その他に国産品と輸入品には味の違いがあります。 サプリに加工される分は関係ありませんが、国産の蜂の子の方が美味しいです。

これは、食べたエサの違いや輸送のために冷凍されてしまうこと、特にスズメバチとミツバチでは幼虫の大きさの違いがあるため、味に違いがあります。 やはり食用にするなら、スズメバチのような大きく肉厚な蜂の子の方が適しているようです。

国産品と輸入品の違い

最後にもう一度、国産品と輸入品の違いをまとめてみます。

  • 国産品は主に食用にされ、長野県や岐阜県などで流通が盛ん
  • 輸入品はサプリなどの原材料に使われ、ほとんどが中国や台湾などのアジアから輸入している
  • サプリに使われる輸入品は、日本の販売企業がしっかりと品質をチェックしている
  • 輸入品の蜂の子はミツバチが多い
  • 味は国産の蜂の子の方がおいしく、食用に適している

主な違いはこのようなものです。

味に関しては長野県や岐阜県に一度、足を運んでみてはいかがでしょうか?蜂の子が不足している時なら、輸入品の蜂の子も販売されているので、ぜひ食べ比べてみてください。

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