蜂の子の歴史

蜂の子と人間の関係は遥か昔の数千年以上も前から始まっています。

昔は貴重なタンパク源として、人々の命を支えていました。 当時は今とは何もかもが違います。

現代では農業や畜産業の発達により食料は豊富にあります。 そのため蜂の子は主にサプリなどの健康をサポートする目的で使用はされますが、主食として食べている人は少数です。

しかし今でもタイなどでは一般的な食材として、蜂の子が親しまれています。 また日本でも同じように、今でも蜂の子を食べる文化が伝えられている地域もあります。

蜂の子は長野県民の長寿の秘訣?

長野県は長寿大国で有名な日本の中でも、特に長寿の里として有名です。 長野県は蜂の子を始め、イナゴやザザムシと呼ばれる水生昆虫を食べる昆虫食文化が古くから現代まで息づく地域です。

スーパーなどで蜂の子やイナゴが購入できることから、蜂の子が食品として親しまれていることが窺い知れます。 昆虫はタンパク質が豊富で健康に良く、繁殖も容易なことから世界の食糧危機を解決し得る優秀な食料として世界から注目されています。

このことから蜂の子などの昆虫食文化が長野県民の長寿の秘訣では、とメディアでは度々取り上げられています。 実際に蜂の子は科学的にも優秀な健康効果があることが証明されており、多種多様なサプリに用いられております。

またイナゴについても蜂の子と同様で、イナゴ成分から作られたサプリも販売されています。

太古の人々の狩り

まだ農業が充分に発達しておらず、狩りを行っていた時代では比較的容易に採取できるタンパク質は蜂の子でした。 蜂の子は巣を見つければ、動物と違い逃げたりはしません。

それでも蜂に刺されるリスクはありますが、それ以上に蜂の子から得られる恩恵は大きかったと考えられます。 特に魚を捕ることが難しい内陸部では、蜂の子のタンパク質は更に貴重なものでした。

先述の長野県も内陸部だったため、昆虫食文化が深く根差したものと考えられています。 こうした歴史を裏付けるものに、蜂の黒色に反応し攻撃する習性があります。

この習性は人間と蜂の長い歴史の中で、巣を襲う黒い頭髪を持つ東洋人を敵と認識したことが一因にあると考えられています。

蜂の子の漢方としての歴史

蜂の子は食料としてだけではなく漢方としても、とても古い歴史があります。

2000年以上も昔の中国では、すでに蜂の子の漢方としての効能が発見されていたことが、神農本草経(しんのうほんぞうきょう)という薬物学書に蜂の子の記述があることから判明しています。

現代の蜂の子の代表的な効能は耳鳴りやめまいの改善ですが、神農本草経の記述には滋養強壮などの効能が挙げられています。 また神農本草経には露蜂房という蜂の巣そのものを漢方とした物もあります。

主な効能は解毒や腫れ、化膿を抑える効能が挙げられます。 これは現代でいうプロポリスを漢方として利用していたと考えられます。

今でもプロポリスは化粧品などに用いられ、強い殺菌効果があることが知られています。 このプロポリスの歴史は更に古く、4000年以上も昔から使用されてきたことが分かっています。

人間と蜂

このように人間は遥か昔から蜂の恩恵を受けて生きてきました。 特に地理的にも物資が乏しい日本では、蜂の子が多くの命を繋いできました。

そして現代においても蜂の子の漢方やサプリに健康な生活をサポートしてもらっています。 現状では昔ほど、蜂の子は重要な存在ではなくなりましたが、もしもこの先、世界的な食糧危機に陥った場合、再び蜂の子に命を繋いでもらう日が来るかもしれません。

今後も人間が滅ばない限り、蜂との関係は続いていくでしょう。

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